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New Project: Fatal Effect

「パワー・オブ・フィルム〜名画の法則」9月1日発売!


これまで誰も気付かったハリウッド映画の常識を打ち破る『名画の法則』が存在していた!


数多くの映画人を輩出してきたUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)フィルムスクールにて、40年以上の長きにわたり幾多の映画監督、脚本家、プロデューサーを指導してきたハワード・スーパー名誉教授。フランシスコ・フォード・コッポラ、アレクサンダー・ペイン、デヴィド・コープなど映画界の第一線で活躍する教え子たちから絶大な支持を誇る。彼の伝説的講義「フィルムストラクチャー(映画の構造)」を1冊の本に凝縮。



フランシス・フォード・コッポラ、アレクサンダー・ペイン(「Sideways」)、ポール・シュレイダー(「Taxi Driver」脚本)、デビディッド・コープ(「Jurassic Park」「Spider—Man」脚本)などを輩出してきたUCLAフィルムスクールには45年間に渡り教鞭をとり続けているハワード・スーバー名誉教授が存在する。彼の講義番号208「フィルムストラクチャー」は、伝説的講義と言われ、まさに目からウロコが落ちるような素晴らしい内容ばかりのクラスなのだ。 映画には、色々な目に見えないルールがあるが、実は「名画」にはそのルールを覆す数多くの「法則」があったりする。208の講義内容はいくつかの「名画」を取り上げ、あらゆる角度から徹底的に調査、研究、分析、検証が行われる。

UCLAのキャンパスには14の図書館がありそのうちのひとつの芸術図書館に、これまで歴史に残るあらゆるハリウッド映画の原作本、ファースト・ドラフト(第一稿)の脚本、書き直された様々なバージョンの脚本、ファイナル・ドラフト(最終稿)の脚本、シューティング・ドラフト(実際の撮影した)脚本が保存してある。それを全て読み、最終的に完成してリリースされた作品を観て、一般には公開されてなかった舞台裏の映像を見て、毎週ペーパーを書き、生徒たちで映画の根本を徹底的に議論し合う。そしてきわめつけは、スーバー名誉教授が何十年もかけて作成した山の様に用意された莫大な資料と、教授の豊富な映画の知識、英知とユーモアある解説で、生徒たちは常識を覆すパターンを目の当たりにして度肝を抜かれるのである。 映画作りを勉強する学生、フィルムメーカーにとっては、こうすればもっと良い作品になる、とのヒントにもなるし、脚本家にとってもストーリー構成で壁にあたって悩んでいる時に、別な展開方法や、エンディングの打開案になったり、キャラクターの設定変更など具体的なアイデアも生まれるので大変役立つであろう。その伝説的な授業をシェアできるような内容の本です!


ハワード氏とUCLA学生時代の長土居氏

映画ファンにとっては、あるなつかしい名画を再び見た時に、目新しい発見があり、なるほどと納得してしまう所あり、益々映画って素晴らしいと思える様になってくること間違いなし! ぜひご購読下さいませ!



本のあとがき

パワー・オブ・フィルム~名画の法則~

ハワード・スーバー 著 森マサフミ・長土居政史 翻訳

本書からの抜粋

 本書で論じられた259項目より、スーバー教授が選んだ“名画の法則ベスト6”とそれに該当する項目を紹介いたします。また、最後は、目次と本書で教授が論じた“記憶に残る名画”の一覧を付記しました。本書のサンプルとして、ご参照ください。

法則1: 記憶に残る名画のほとんどは、主人公が“罠にはまる”作品だ (Traps[罠]より)
訳者注釈:主人公が最初からよろこんで冒険に向うケースは、あまりありません。ハリウッドでは、何らかの罠にはまった主人公が仕方なく冒険を始めるパターンが定番なのです。

法則2: 脚本を書く時に、必ずしも“知ってること”だけにこだわる必要はない (Writing What You Know[知ってることを書く]より)
訳者注釈:脚本家は、知っていることだけを書いているのではありません。SF映画にしても、サスペンスにしても、知らない世界を想像力を膨らませて描くからこそ面白い作品が出来上がります。経験よりも大切なのは、人々を共感させる感性です。

法則3: 登場人物のモチベーションが気になったら、そのストーリーはどこかで破綻している (Motivation[モチベーション]より)
訳者注釈:映画を見ていて「主人公は何でこんなことするんだろう?」と思うことがありませんか?そんな風に思わせるストーリーは、どこかに問題があります。名画は、細かいことを気にせずに見られるものなのです。

法則4: 我々が実生活で求める成功を名画のヒーローは熱望しない (Success[成功]より) 訳者注釈:コメディー作品を除けば、名画のヒーローは、なかなか幸福になれないと言えましょう。自らを犠牲にして人々を幸せにするからこそ、記憶に残るヒーローになれるのです。

法則5: そもそも名画にアンチヒーローなど存在しない
(Antihero[アンチヒーロー]より) 訳者注釈:よく“アンチヒーロー”と言いますが、それではヒーローの反対ということになってしまいます。一見ヒーローらしい態度をとらない主人公もいますが、ヒーローには変わりないのです。

法則6: ヒット作にはハッピーエンドが必要だと誰もが思い込んでいるが、それは誤解だ (Ending, Happy[ハッピーエンド]より)
訳者注釈:最後にヒーローが大切なもの、あるいは命を失ってしまう名画は、たくさんあります。必ずしも“ハリウッド映画=ハッピーエンドで終わる”とは限りません。